Visual Studio2003(.Net framework1.1) + CrystalReports9 で作ったソフトの印刷ができない場合は・・・・。(Win10/8.1/8/7)

現在開発中の仮称:新沙羅(VB2015)(VisualStudio2021)が完成するまでは、OSが変わろうが和暦が変わろうが、昔のVB2003とクリスタルレポート9で作ったソフト(沙羅)がなんとか動いてほしいものであります。

結論から言うと、昔のアプリはWindows98SE,XPからVista,me,2000,XP,7,8,8.1(追記:そしてWindows10でも動きます)

Visual Studio2003なので、かれこれ12年以上今は2021年なので18年くらい動いているということになります。

マイクロソフトはすでにWindows7のころから「.Net Framework1.1は互換性がない」と非常に迷惑な話をブチまいていました。

確かにIIS(Internet Information Server)では、ターゲットが.NET Framework1.1はリストにもあがってこない。

※IISとはWEBサーバーのことで、普通の場合は使いません。

そうです、もしIISを使っているのであれば、必然的にOSのアップデートにともないIISも変わるんで開発環境は変わらざるをえなかったんですが、、、、でも、沙羅はIISのWEBアプリではなくディスクトップアプリなので、昔のままの開発環境で継続しています。(沙羅はなんといまだにWindowsXPの開発環境(Win32)でコンパイルしています。まだPCが壊れていないのです。)

XPの頃はプログラムが大きく、重くて、とても不評な時期がありました。メモリ2GBでは相当キツイです。
しかし、今は、CPUは速くなり、メモリも4GB以上、ハードディスクもSSL、インターネットにつなぐのも光回線、、、、
今となっては、当時の沙羅にいろいろ画面や機能を詰め込んでよかったと思います。

思えば、一番のピンチはWindows8.1が発売された日のことでありました。

前日に朝まで「Windows8.1発売の前祝として」飲んでました。
(8ではインストールできていたので8.1でも動くやろ~、とタカをくくっていたのです)

OS発表と同時にパソコン屋さんへ最新PCを買いに行ったユーザーさんから「インストールできん!」との電話で起こされました。

早速試しました。

.Net Framework1.1 がインストール途中でロールバックされてしまうのであります。
インストール途中で何かエラーメッセージが出て、途中まで右にあがっていたメーターが「ピュー」と左へ戻っていってしまい「インストールできませんでした」となる悲しいアレです。

実際のところ、VisualStudioで次期ソフトを作っていますが、まだまだ完成には時間がかかる・・・・とりあえず今のソフトをなんとか動かせるようにしないと!!

ということで、Windows8.1での.NetFramework1.1をインストール方法を・・・・。

★ここからは「VB2003で作ったディスクトップアプリをWindows8.1で使うためだけの話」なので、IISを立ち上げてWindows8.1をWebサーバーとして利用している方は実行しないでください。
また、VisualStudio20012など開発環境をインストールしている開発マシンでは行わない方が無難かもです。

責任は取れませんのであくまでも自己責任ということでお願いします。

では、具体的にどうするか・・・・・

(1)まず .NET Framework CleanUptool をダウンロード!

(2)マイクロソフトのサイトより.NET Framework1.1 の再頒布可能パッケージをダウンロードして下さい。(ファイル名:dotnetfx.exe)

最近のMSサイトは余分なものまで「インストールしますか?」旨のメッセージが出ますが、無視してください。画面右下の「ダウンロードせずに続けます」をクリック!

(3)続いて、 1.1日本語LanguagePack をダウンロードしてください。(ファイル名:langpack.exe )

この2つのファイルをどこか適当にフォルダ作って置いておきましょう。

(4)(1)でダウンロードした「dotnetfx_cleanup_tool.zip」内の「cleanup_tool」を実行して .Netframework1.1を削除

(5)そして、dotnetfx.exe を実行してインストールするのですが、当然のことながら警告メッセージが出るので「ヘルプ情報を使用せずにプログラムを実行する」をクリック。
→普通にインストールできます。

(6)その後、langpack.exe をインストール→普通にインストールできるはずです。

(7)そして、実際のVBプログラムのインストーラーを起動→普通にインストールできるはずです。

そして、.NET Framework1.1のディスクトップアプリがちゃんと起動します!メデタシめでたし!

とりあえず今までのソフトがWindows8.1で動きます。

2020年現状ではWindows10のホームエディションには普通にインストールできます。

但し、Windows10 Proの場合は『まず英語版をインストールして日本語化』の方法でインストールしてください。

さあ、時間稼ぎはできましたので、VusualStudio2016を使って、次期ソフトの開発に精進しましょ~う!