シンサラ(沙羅の上位SQLサーバー版)
従来の沙羅はマイクロソフト社の.Net Framework1.1 という仕様でJet(Access・アクセス Mdbファイル)というデータベースに保存するようにVisualStudio2003(OS:Windows XP互換の2003 Server)というツールで作っているため、
★数千件ものデータになってくると表示や処理が遅い(特に年忌計算・スケジュールなど)
★簡易ネットワーク版は特に遅い!(スペックが古いPC・ルーターだと特に遅い。)
という症状が基本的にあります。
しかし、日々のユーザー様からのご要望に迅速に対応するため、あえて基本開発ツールは変更せず、そのままにソースコードを積み重ねてきました。
※PCの性能(CPUのスピードやメモリ容量)にも影響を受けますが、検索スピードにおいて大量のデータを入力されている方にとって、ストレスを感じてしまうのは否めません。
現在、データの多いユーザー様向けへ VisualStudio2019/2022とSQLサーバーにて 1から作り直しています。
(※無償アップデートでの対応は不可能な別商品となります。もちろんデータコンバートを行いますので現在のデータは活用できます。)
★ユーザーサポートを毎日行なっていますと、データが多い寺院は大きいディスプレィ(21インチ以上)を使っておみえのかたが多く、
「画面構成を考え直せば1画面で済むようにした方が使いやすい。」
というご意見を多く承りましたので、この沙羅では「大画面ディスプレィ」を使っている方を想定した画面作りをしています。(1920×1080)
画面例(1):名簿画面
基本的な内容「名簿(現在帳)」「過去帳」「スケジュール」「書類作成」「出納帳」「備忘録」「外部ファイルリンク」は変わりませんが、検索スピードが大幅に向上しています。開発室のPCで、1万件からの年忌検索では10倍以上早くなっています。
画面例(2):印刷画面
左側に帳票選択ボックスを置き、そのまま実際のプレビュー画面を表示できるようにしました。
また、貴寺専用帳票や、微調整したファイルがアップデートにて上書きされないよう、名前を変更して保存でき、そのファイル一覧もあわせて表示できるようになります。
画面例(3):過去帳画面
過去帳画面からタブを切り替えることにより、法要該当(年度またぎの法要該当)検索ができるようになります。
データベースおよび構造が変わったことにより、法要検索の検索スピードが飛躍的に向上いたしました。数万件からの検索の場合、沙羅では数分かかる場合がありますが、シンサラでは数秒かかりません。
※開発ツールもかなり高額で、開発マシンや実験用マシンの追加購入などいろいろと資金投入した部分もあり、全体の完成はまだまだですので、当面は機能を絞ったカスタマイズ対応のみにて対応していきます。数年後にはパッケージ化できるように考えております。
(+150,000円~200,000円程度で検討中です。データコンバート&インストール&ネットワーク設定込)つきましては、「サーバー版への移行の仮予約」を受け付けて、
予約をされた方の現在のバージョンを考慮して開発計画を進めようと思いますので、移行をご希望の方は、お問合せいただけたらと思います。