「沙羅関数」以外に『Excelのもともとの関数』は使えませんか?(例:居士の文字だけ色を変える)

エクセル自由設計,苦肉の策,マニアック,サラマニア,使いこなす

※エクセルではなく、プログラム帳票でしたらいろいろお作りできます。Lineサポートよりお問い合わせください。

「Excelで設計しているんだったら、Excelそのものの関数って使えませんか?」とのお問合せを頂くことがあります。

Excel=集計・表計算系というイメージが強いソフトですが、沙羅では中陰表や年忌案内などの文書(差し込み印刷)でよく使っております。
(通常、帳票設計にエクセルを使いますが、印刷そのものにはエクセルは使っていません。エクセルがインストールされていなくても印刷はできます。)

★★★「エクセルを使用して印刷する」という機能もあります。今回は「文字の合体」「文字の抜き取り」の例ですが、エクセル本来(?)の数値・集計系関数も使えるかもしれません。
しかし、帳票の種類が思い浮かびません。どなたかご提案頂けたらと思います。

文字の合体

1つのセルの中に「沙羅関数をスペースを入れて2つ記入」しておみえの方がおみえでした。(沙羅関数は1セル1関数なのでできません。)
2つの沙羅関数を1つのセルには入れることはできませんが、、、、(例)A1セルに**住所上段 B1セルに**住所下段 と入れて、C1セルに「A1&B1」と入力すれば、プレビューでは0と表示されますが、「エクセルを使用して印刷」すれば、C1には住所上段+下段が印刷されます。
そしてA1とB1のフォントの色を白にすればいいのです。
使いみちがあまりないかもしれませんが、、、、

文字の抜き取り

例:生前戒名授与証において、〇〇院▽▽△△居士 の△△の色を朱色に変える、、、というご要望をお聞きしました。ありがとうございます。

1セル1関数ですので、沙羅側で文字分割をするとなりますと、沙羅プログラムを変えないといけませんが、帳票設計のみでやってしまおうという試みです。エクセルは1セル単位でしか文字色を変更できませんので、セルを分けることにより実現できました。

※現在帳からのデータ入力画面における「生前戒名授与証」の印刷です。

G1セルに **生前戒名法名 と入力←←←←これは沙羅関数です。
I1セルに =Left(G1,3) と入力 ←←←←これはG1セルの左から3文字(つまり〇〇院という文字を取り出す)
I4セルに =mid(G1,4,2) と入力 ←←←←これはG1セルの左から4文字めから2文字を取り出す(つまり▽▽という文字を取り出す)
I6セルに =mid(G1,6,2) と入力 ←←←←これはG1セルの左から6文字めから2文字を取り出す(つまり△△という文字を取り出す)
I9セルに =mid(G1,8,2) と入力←←←←これはG1セルの左から8文字めから2文字を取り出す(つまり居士という文字を取り出す)

そして、

I6セルの文字色を赤にしました。
G1セルの文字色は白にして印字しないようにします。

注意:実際には、院号あり用と院号なし用の2種類のエクセルファイルを準備しておく必要があります。

サンプルファイル

http://www.jiin.net/sara_xls/seizen-kaimyou.xls

http://www.jiin.net/sara_xls/seizen-ingou.xls

追記:「エクセルを使用して印刷する」では画像も印刷できます。(但し、単票の1ページめに限ります。)